研修支部旅行2012
【実施日】平成25年3月30日(オプションにて宿泊3月31日)
今年度は、「都内建築巡り」と題して、研修旅行を企画しました。見学する建築は、予め会員の皆様にアンケートをとり、参考にさせていただき、決定致しました。
見学先1 「座・高円寺」 2009年建設/設計者:伊東豊雄
正式名称は、杉並区立杉並芸術会館で、愛称として「座・高円寺」。鉄のテントの芝居小屋をイメージして、外壁と屋根は、鉄板とコンクリートを合わせた構造体となっています。 RC造(地下3階地上2階 延べ床面積4,997.7㎡
1階メインロビーにて記念撮影
幻想的な階段室
見学先2 「東京カテドラル 関口教会聖マリア大聖堂」
1964年建設/設計者:丹下健三
1899年に建てられた最初の聖堂は木造でゴシック様式の建物でしたが、1945年の東京大空襲で焼失。現在の大聖堂は建築家丹下健三の設計で、ドイツのケルン教区の支援によって建設され、1964年に落成しました。
吉田茂元内閣総理大臣の葬儀が行われたことでも知られ、設計者の丹下健三自身の葬儀もここで行なわれました。
「東京カテドラル 関口教会聖マリア大聖堂」
「東京カテドラル 関口教会聖マリア大聖堂」
見学先3 「東京慰霊堂」 1951年建設/設計者:伊東忠太
東京慰霊堂は、東京都墨田区横網の横網町公園内にある慰霊施設で、1930年(昭和5年)に関東大震災の身元不明の遺骨を納め、死亡者の霊を祀る震災記念堂として創建。1948年(昭和23年)より東京大空襲の身元不明の遺骨を納め、死亡者の霊を合祀して、1951年(昭和26年)に現在の姿となりました。東京都の施設ですが、仏教各宗により祭祀されています。
「東京慰霊堂」
見学先4 「東京駅」
2012年10月1日、丸の内駅舎保存・復原工事が完成。東京駅は歴史と先進性が融合した魅力ある場所に生まれ変わりました。
日本郵便が初めて手がける商業施設「KITTE|キッテ」は、2013年3月にオープンしたばかりです。
東京駅
「KITTE|キッテ」
見学先5 「国立国際こども図書館」 2002年建設/設計者:安藤忠雄
明治9年に帝国図書館として建設され、昭和4年に増築された歴史的建造物を、免震工法を採用して改修工事が行われました。
国立国際こども図書館の外観
国立国際こども図書館の館内
見学先6 「国立博物館法隆寺宝物殿上野公園内」 1999年建設/設計者:谷口吉生
緑に囲まれ、人工池を配した明るい外観と、静寂な展示室をもったこの博物館は、平成11年度の建築学会賞を受賞しています。
吉生の父、谷口吉郎が設計した東京国立博物館東洋館(1968年建設)を合わせて見学。
東京国立博物館東洋館(1968年建設)
東京国立博物館東洋館(1968年建設)