勉強会 景観整備機構 相模原市

第2回景観整備機構指定勉強会を終えて

投稿日:2021年4月1日 更新日:

第2回景観整備機構指定勉強会が無事終わりました。

はじめてのオンラインと現地会場のハイブリッド開催でしたが、多くの方のご協力により盛況のうちに終える事ができました。ありがとうございました。

今回は、協会会員の方以外の参加もいただいているほか、県内行政の担当課の方々からの参加も5組いただくなど関心の高さが伺えました。

あわせて、オンライン開催により現地まで足を運ばなくても良いことから、参加しやすいという面もあったのかと考えられます。

今回得た経験をもとに、これからの勉強会やまちあるきの企画においてリアルタイムに情報を配信していけるようにしたいと思います。

 

さて、当日ですが、現地スタッフは朝から準備を始めていました。今までと違う形での勉強会となったオンライン開催がどのようなやり方でできたのか、今回の開催の裏でどんな準備がされていたかをご紹介したいと思います。

 

午後の開催という事で、準備は朝からお昼までに終わらせる段取りでした。会場レイアウトと機材セッティング&調整で2時間の工程を見込んでいました。実際は2時間半というかんじでした。

朝の銀座はとても静かでちょっといつもと違うみちの雰囲気でした。

 

周りのビルに挟まれた今昔の時間の流れの差異を感じる光景です。

 

当日は午前中に準備を終わらして1階でお昼をいただきましたが、朝は準備のためビアホールのエントランスではなく、反対側の入り口から搬入などを行いました。

 

6階のクラシックホールが会場になります。
1階のビアホールだけでなく2階から4階までジャンルの違う食事を楽しむ事ができます。

 

今回の機材一式になります。初めての試みということもあり、経験豊富な方のご協力をいただき、機材もご対応いただきました。ありがとうございます。

運搬も考慮してキャンプアイテムも使いながらの運びやすいセットになっていました。このようなイベントの時には、機材運搬のしやすさもとても重要です。

 

会場となるクラシックホールでセッティングです。事前に会場の設備やレイアウトなどの確認をしておいてあるのでスムーズに作業が進みました。

この会場は、一般に貸出されているそうです。会議やイベントなど、いつもと違う素敵な空間で開催するのも良いかと思います。

 

レイアウトが大体終わってきました。右側のモニターは会場での聴講される方向けのモニターになります。このような形でお互いの距離を取るような対策をとれるのも、WEBによるオンラインとのハイブリッド構成ならではですね。

 

機材になります。複雑そうに見えますが実はそれほどでもありません。

複数のマイクの音声入力を調整(どのマイクをオンオフするか+マイクボリューム調整)しているのが左のミキサーです。

複数のカメラの映像を切り替える機器が真ん中のモニター(各カメラの映像一覧用)の隣にあるビデオスイッチャーです。

この2つの構成があることで、複数の音源を1つの音声データにしてZOOMなどのオンラインアプリに送れるのでハウリングが起きません。また、映像も複数のカメラを切り替えて送る事ができます。基本はこの2つの要素があればOKです。

パソコンも写っていますが、こちらはZOOMウェビナー映像を確認するために使っています。

 

映像用のカメラです。出力でHDMI端子があればどのカメラも使えます。ないときは変換アダプターを用意すれば良いです。今回は、写真左のハンディカムと写真右側のwebカメラ(光学10倍ズーム)のほかGoProもサブで使っています。

 

今回すごく便利で良かったのが、トークセッションのメンバーがZOOMウェビナーでの映像を見る事ができるモニター(写真正面)があったことです。これがあるかないかで、話しやすさが全然違うのと、皆がモニターに向かって顔を自然に向けるのでカメラアングルがすごく良い!

また、今回は会場の照明がシックな雰囲気で良いのですが光量が少し足りないので照明スタンドを使用しています。最近のユーチューバーの増加やコロナの影響によりオンラインアプリ利用が増えたため、ご紹介した機材も一昔前に比べると驚くほど価格がこなれてきています。機材一つ数十万だったのが、どれもゼロが一つ減ってるというかんじですね。
このパネル照明も2本1セットで五千円程度で買えてしまいます。

おそらくこれからは毎回使うことになるかと思うので、次回までに機材をそろえておきたいと考えています。

 

銀座ライオンの方々の一押しは「黒ラベル!」とのことで、お店に来られる際にはビアホールの雰囲気や景観を楽しみながらぜひご堪能くださいとのことです^^

 

当日の次第です。

景観整備機構については、景観法に基づく景観整備機構の役割や当会における取り組みのご紹介をしました。

相模原市の景観に寄与する建物紹介では、相模原市登録有形文化財・神奈川県指定文化財・国登録文化財からのピックアップや、フィールドワーク・相模原市まちなみウォッチングなどにより収集した情報からいくつかご紹介をしました。

上記の二つは、担当委員よりZOOMウェビナーの画面共有にてご紹介・説明をしています。

 

茅ヶ崎市「熊澤酒造」の紹介は、事前に現地でインタビュー収録してZOOMウェビナーで再生映像を配信しました。

 

そして、後半では銀座ライオン七丁目店の紹介を事前に収録・編集した3分間のショートメイキング映像を配信したのちに、現地カメラに切り替えてトークセッションをリアルタイム配信しました。

 

その際に、ご紹介していた書籍について以下にお知らせしておきます。

銀座四百年 都市空間の歴史 (講談社選書メチエ) 単行本 – 2006/12/8
岡本 哲志  (著)

銀座―土地と建物が語る街の歴史 単行本 – 2003/10/1
岡本 哲志 (著)

 

本勉強会では、今後の活動などをお知らせするためにメールマガジンの配信予告をしました。さっそくお申し込みをいただいていますので、準備が出来次第配信を始めたいと思います。

また、これまでの勉強会などで景観整備機構の専門家登録の指定必修講習(予定)としてきましたが、相模原市の景観整備機構の指定を経てようやく規定等の整備が整い、まもなく協会内での承認プロセスを完了できるところまで進みました。承認され次第、該当の方には専門家登録の意思確認をさせていただく予定です。

そして、今回はじめて映像配信という方法を実施してみましたが、これは当日配信した内容を見逃し配信できるようにすることが可能になったといえます。

そこで、映像配信ができるように準備をしていきたいと考えています。
内容により有料・無料の対応もできるようにすることで、幅広い情報発信と勉強会等のスキルアップ講座・講習を展開できるものと期待しています。

 

コロナの流行によりいろいろなことが変わってきていますが、当委員会ではこれをチャンスと捉え活動のスタイルや方法手段など、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。
景まち2.0とうところですね。

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