景観整備機構 相模原市

2つの小倉橋

投稿日:2020年9月1日 更新日:

相模原には、川筋や山間部の谷間などがあることからたくさんの橋があります。
作られた年代によって、その時の最新の技術で作られていることもあり、いろいろなダイプの橋をみることができ、橋オタクには垂涎のエリアかと思います(笑

今回は新旧2つの橋が並んでかかっている景色が圧巻の小倉橋を取り上げます。

小倉橋1

 

小倉橋は、相模川をわたる橋で、相模原市緑区小倉および川尻に位置しています。古い方は相模川にかかる橋の中でも最も古い昭和13年にできたものになります。写真の手前の橋です。
橋長176.6m、幅員4.5mを測り、アーチスパン1径間36.75mが4径間連続するもので、上路式のアーチ橋です。

平成20年には、「当時としては画期的な4径間アーチが連なる連続感、橋の側面が描き出す力学的な造形美と、周辺の渓谷美との調和が美しい。」と評価をうけ、土木学会「選奨土木遺産」に認定されました。また平成2年に選定された「かながわの橋100選」においては、上記の理由から横浜ベイブリッジに次ぐ評価を得ています。その他、昭和54年に「かながわの景勝50選」、昭和61年に「相模川八景」にも選ばれています。

小倉橋2

 

ひいてみるとこのような感じで、新旧の小倉橋は高さもずらした感じでとても見応えのある景観になっています。

小倉橋3

 

このアーチが大変きれいな曲線になっていて、綺麗な橋脚の印象を醸し出しています。

 

小倉橋4

 

橋のすぐそばに水が出てきているトンネルがあります。これは導水用でつくられたものになります。
相模川流域には津久井湖・相模湖・宮ヶ瀬湖があり、それぞれの湖の水量調整のため導水でつながっています。
ちょうど放流されるタイミングに出会うことができた写真です。

ちなみに船の人たちは、相模川の鮎(鮎釣りのメッカとして知られています)の生育状況を確認する調査鮎漁をしている方々でした。

 

このサイトについて

ここには、自己紹介やサイトの紹介、あるいはクレジットの類を書くと良いでしょう。

検索

このサイトについて

ここには、自己紹介やサイトの紹介、あるいはクレジットの類を書くと良いでしょう。

検索

-景観整備機構, 相模原市
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

第2回景観整備機構勉強会のお知らせ

委員会より勉強会のお知らせです。 「景観的に重要な建物を活用する事例を学ぶ」 ~土地の記憶を活かす・継ぐ~『銀座ライオン・茅ヶ崎熊澤酒造の取り組み』~ -主な内容- 【第一部】 ・景観整備機構の業 …

no image

景観シンポジウム開催のおしらせ(相模原市)

【景観シンポジウム開催のおしらせ】 相模原市主催の景観シンポジウムが開催されます。景観整備機構のパネラーとして参加させていただきます。ぜひお申し込みください。 広報さがみはら掲載ページ #景観シンポジ …

烏山用水

相模原市には水に関する場所が多くがあります。 相模川や境川が市の縁部に流れ、津久井湖や相模湖などの湖がいくつもあます。ですが、三段地形で構成された相模原台地のエリアなので、昔は、水の確保となると下段の …

景観・まちなみとは(事前資料WEB記事)vol3

はじめに 前回ブログで、第2回景観整備機構指定勉強会の「景観・まちなみとは(事前資料WEB記事)vol1&2」を掲載しましたが今回はその続編になります。 本記事では、第2回景観整備機構指定勉強会の内容 …

第2回景観整備機構指定勉強会を終えて

第2回景観整備機構指定勉強会が無事終わりました。 はじめてのオンラインと現地会場のハイブリッド開催でしたが、多くの方のご協力により盛況のうちに終える事ができました。ありがとうございました。 今回は、協 …

住所
横浜市中区不老町3-12 第三不二ビル2F

JR京浜東北線 関内駅 南口より徒歩5分

横浜市営地下鉄ブルーライン 伊勢佐木長者町駅A1出口より徒歩2分

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
※祝祭日、年末年始除く

本サイトは(一社)神奈川県建築士事務所協会 景観・まちづくり特別委員会により運営しています。
委員会活動や神奈川県のまちづくりについて様々な情報を発信しています。